「……あの…何のことですか、これは…」
控えめに挙手して聞いてみると、兼田先輩が答えてくれた。
「……あぁ。大河が入学してからどのくらいで鉄也と付き合うかをみんなで賭けてたんだ。
負けた人は勝った人の分の焼き肉食べ放題おごりで」
……は、はぁ!?
賭けの材料にされてた、あたしとテツ。
というかあたしが入学してからの賭けってことは、あたしのことは既に先輩達に知られてたってことだよね。
テツのやろう……!
どれだけ前からあたしのこと話してたんだ!
「なんだ、それ。ちょーおもしろそうじゃん。
兼ちゃん、なんで俺に教えてくれなかったの」
「バカ。賭け材料に教えたら意味ないだろ」
賭けの材料にされてたにも関わらず、テツは興味津々。
それから気持ちを切り替えてちゃんと朝練をして、ドタバタな朝練は終了した。



