「……そういえば」
今まで静かだった木嶋先輩が話したことで、騒いでいた先輩達は一斉に木嶋先輩の方を向いた。
「昨日、鉄也と大河が付き合ったということは、何ヵ月経ったんだ?」
「あー!すっかり忘れてた!」
木嶋先輩の言葉にすぐ反応したのは向坂先輩。
何の話だかサッパリ分からない。
何ヵ月経ったって何が?
背後にいるテツを見上げたけど、テツも分かってないようだった。
「まずは確認ね。
私と兼ちゃんが1ヶ月で、剣ちゃん(←木嶋)と反塚、成宮が3ヶ月だったよね?」
向坂先輩が何かの確認を4人にしていた。
4人の先輩達は一斉に頷いた。
「……入学式は4月6日、今日は5月10日。
約1ヶ月……ですね」
「と、いうことは……!」
兼田先輩の言葉に向坂先輩は嬉しそうに口元を緩めて、兼田先輩を見た。
兼田先輩も笑って頷いてる。
「勝ったーーー!」
「焼き肉食べ放題おごり……」
「まじっすか……」
「お前らくっつくの早すぎなんだよ!」
向坂先輩は叫びながら兼田先輩とハイタッチ。
木嶋先輩と成宮先輩と反塚先輩は落ち込んでいる。
反塚先輩はさっきまであんなにノリノリでやってたのに、くっついたあたし達を涙目で睨んでいた。



