一回開きかけた口を一度閉じて、そしてもう一度開いた。
「……よ、嫁…です」
「………………」
顔が熱い。
先輩達の顔が見れなくてあたしは俯いたまま。
赤い顔を見られたくないってのもある。
「……え、ちょっと……これ……かわいすぎるんだけどーーー!」
最初に反応したのは向坂先輩だった。
驚いて顔を上げると先輩達はみんなわずかに頬が赤かった。
向坂先輩はテンション高めのまま思いっきりあたしを抱き締める。
「かわいいだろ~、俺の嫁!」
向坂先輩からあたしを引き剥がして、今度はテツに後ろから抱き締められた。
「いつもツンなくせに…いきなりデレるとか」
「反則っすね……」
「「……」」
反塚先輩と成宮先輩は何か話してたけど聞こえない。
木嶋先輩と兼田先輩は呆然としてる。



