こいつ、俺の嫁。





後から入ってきた向坂先輩がテツのところに笑顔で駆け寄ってきた。




「ね、昨日!?昨日くっついたの!?」


「あ、そーっすよ。あれからセンパイのお陰でくっつきました」




あぁ、どうしてそう堂々と宣言しちゃうかな。




さらにテツの前に出づらくなったし。




先輩達がおぉー!なんて感激したり最近フラれた反塚先輩はテツに囃し立ててたりと反応は様々。




「ねぇ!ねぇ!あれ!いつものあれやりなよ!
今度は正真正銘の俺の嫁ってさ!」


「あー!それいい!やろうぜ!」




向坂先輩の提案になぜかいきなりやる気になった反塚先輩。




テツも照れながらもやる気満々だし。




助けを求めて兼田先輩を見ても、これは何ともできないのか手を合わせて謝っていた。




もうどうにでもなれ。




「……澪」


「なによー……」




隣にいたテツに呼ばれたけど、そっちを向く元気がなくて返事だけする。