肘のサポーターなんて一つくらいなくても大丈夫でしょとか考えた。
きっとサポーターもいくつか替え持ってるだろうし。
でもバレーは結構体を張ってレシーブするから肘痛くなるよね…そうなるとやっぱ必要だよね…もしあたしが放課後持ってくると考えてれば替えも持っていかないだろうし…と色々考えて結局、体育館へ向かうことに。
返したらすぐ帰る。
テツがいなければ兼田先輩にでも渡して帰ればいいんだ。
この言葉を頭の中で繰り返しながら体育館に到着。
体育館に近付いていくと、反対側から歩いてくる2人組がいた。
身長差と体格からして男女だと分かる。
その2人のうち大きい方がすぐにテツだと分かった。
何十年も一緒にいて、間違えるはずがない。
距離が近づいていくうちにテツの隣にいるのが向坂先輩だと気付くのに、そう時間はかからなかった。
楽しそうに笑う2人。
テツがあたしのこと好きなんて嘘に思えてくる。



