「…はぁ!?もうほんっとに信じられない……っ!!」
LINEの内容を見ては怒りが爆発する。
せっかく今日は麗さんと綺羅ちゃんに会いに行く予定なのに!
玄関を見たら見事に置かれているお弁当箱。
きっと今頃スマホ越しにあの意地悪そうなニヤリ笑いを浮かべてると思うとさらに腹が立つ。
このたまにあるイタズラは高校の時から変わらなくて困ってる。
LINEが来てしまった以上届けないといけないわけで。
あたしは選んだ服を速攻で着替えて奴の忘れ物を持って家を出た。
「自転車で10分くらいなんだから自分で取りに来なさいよ…!全く!」
麗さんとの約束に間に合うように自転車を全速力で漕ぐ。
それか忘れたなら近くにあるコンビニか食堂で定食でも食べればいいのに。
絶対その方が早いって。
停め慣れた駐輪場に自転車を停めて気付く。
これは何か意図があってあたしを呼び出したのだと。
ただお弁当を届けることだけに集中してたからあいつの意図なんて考えもしなかった。
やってしまった。
でもここまで来ちゃったから入らないとだよね。
ため息を1つついて会社に入る。



