「…東京に行くの……嘘、なの……?」
正解であろう答えを恐る恐る聞く。
するとテツはいつものニヤリとした意地悪な笑みを浮かべた。
「宮古大に行くのはほんと。
でも急きょこれで行くっていう話しはない。
未来、あいついい女優になれそうだな」
「…っ!!」
……待って。
未来がいい女優になれそう?
ってことは未来が慌てたようにあたしのところに来たのもあたしを騙すための演技だったってこと…?
尋人さんもグルだったってこと?
じゃあ……じゃあ、
これも嘘だと思いたくてゆっくり口を開く。
「……あたし達が別れたのは……、」
「あぁ?なんで別れたことになってんだよ。
別れようなんて一言も言ってねーだろ」
「だってあの時『そいつがいいなら乗り換えてどうぞ』って……!」
「あれは"俺から離れられんなら離れてみろよ"って意味だよ。
澪が俺のことが大好きって分かってたからな」
もう何が本当で嘘なのか分からなくなってるけど、気になることはたくさんある。
「学校でだって目すら合わせてくれなかったじゃん……!」
「あれは俺以外の男に触られた罰。しっかり効いただろ?」



