こいつ、俺の嫁。





関ヶ峰高校は三輪田くんの活躍もあり、今年インターハイに初出場した。
そのことで注目されて雑誌のkomuraに載っていた。




特に大活躍だった三輪田くんが大々的に。




それを見て成宮先輩が何故か「俺を載せろー!」って怒ってたけど。




「…聞いたッス……黒岡さんが宮古大にスカウトされたって…」


「あー、そうなんだよね!
テツのことを色んな人に見ててもらえて嬉しくてさ!」




缶ジュースを一気に飲み干して立ち上がると空になった缶をゴミ箱に投げた。
ほんとの気持ちを捨て去るようにして。




「…黒岡さん行くんスか?宮古大」


「行くつもりだって言ってたよ。
これで勉強できないテツも進路は安心だよ」


「…大河もついてくの?」


「ううん。あたしはまだ2年生だからさ!高校は卒業したいし!」




近くにあった滑り台に登って滑り終わると次にブランコに乗った。




それを三輪田くんは何も言わずに見つめていた。
その視界に気付かないフリをしてブランコをこいだ。