目を閉じても、いっこうにキスという感触がやってこない。
恐る恐る目を開ける。
「…んな!?」
目の前には相変わらずのニヤニヤ顔のテツがドアップでいた。
「なーに?キスされると思った?」
「…~~~っ」
図星すぎて何も言えない。
とにかく真っ赤になってるであろう顔を見られたくなくて、両手で顔を覆ってテツから顔を横に向けた。
「最悪!ほんっとに最悪!」
最悪すぎて最悪以外の言葉が出てこない。
アハハとテツの空笑いを聞くだけで腹が立つ!
なんでこんな奴を好きになったんだ!あたし!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…