次の日。
放課後になってすぐにテツを引っ張り出して誰も来ないうちに体育館へ向かう。
とはいっても誰よりも先に来ている子がいる。
「あ、いた!桃子ちゃん…!」
「…み、澪センパイ…!?」
体育館の中を一人でモップがけをしていたのは桃子ちゃん。
驚いている桃子ちゃんを気にせず桃子ちゃんと距離をつめた。
「な、なんですか?喧嘩でも売りに来たんですか!?」
「ち、違うよ!?桃子ちゃんに伝えたいことが…ってあれ?いない…全く……テツ!」
「…テツ?……ってえ、……」
あたしが名前を呼べば体育館に渋々テツが入ってきた。
状況が掴めない桃子ちゃんはただテツを見ては驚いてる。
「今日はねテツが桃子ちゃんに言いたいことがあって。
ほらテツ!」
「……ちっ、るせーな」
昨日から舌打ちばかりしてるテツの背中を押して、更に桃子ちゃんに近付ける。
テツは寝癖のついた頭を掻いては桃子ちゃんを見た。
「…2年前の市中大会、早川中の4番のスパイク……誰よりも高くて綺麗でかっこよかった」
「……っ!?」



