まぁ、かなり落ち込んでる珍しいテツも見れたしそろそろ許してあげるか。
ここでふと桃子ちゃんのことを思い出す。
そういえば!
「ねぇテツ。2年前くらいに観に行った中学の市中大会覚えてる?
ほら、テツが珍しく褒めた人いたじゃん」
「あー。まぁ、なんとなく」
「…それでね?ご提案なのですが……」
テツの耳元で囁くとテツはひょっとこみたいに目を大きく見開いた。
「はぁ?なんで俺がそんなことしなきゃならねぇんだよ」
「…え、テツに拒否権あると思ってんの?
自分が何したか覚えてないわけじゃないよね?鉄也くん」
「…ちっ、調子に乗りやがって」
今までテツと立場が逆転したことなんてなかったけど、これが初めて逆転した瞬間だと思った。
なんていうか……すっごい気持ちいい…!!
いつもテツにやられっぱなしだから今回は楽しい。
明日が楽しみだな。



