どうしようかと勝手に一人慌てていると、林部さんがふっと笑った。
「すみません。まさか声かけられるとは思わなくて固まってしまって。
…じゃあ、お言葉に甘えてもいいですか?」
「え、あ、はい!甘えてください!」
甘えてくださいなんて何言ってんだあたし。
そう内心思いながら林部さんが持っていたカゴを一つ持った。
意外と重い。
これを二つ持ってたなんて林部さん力あるなー…
一緒に歩きながら互いに自己紹介をした。
林部さんは素直で明るくて、とにかく可愛い。
こういう人がモテるって言うんだろうな。
ふと前を見ると見知った姿が駆けてくるのが見えた。
あれは……
「…小橋くん?」
「あれ、大河さん!?なんでここに…」
こっちにやって来たのは小橋くんだった。
小橋くんとはクラスが違くなってしまったから、会うのは久しぶりな感じがする。



