なんて考えてればいきなりスマホが震えた。
こんな時に誰だろうと名前を見れば『テツ』と表示されている。
え、て、テツ!?なんで!?
何か用事があるなら直接来ればいいのに。
なんてテツの顔をみたいと内心思ってる時点であたしはテツ依存症なんだろう。
未来がニヤニヤしながらあたしを見てるのを無視して電話に出る。
「も、もしもしテツ?」
『あ、澪?澪ちゃんの大好きなテツくんだよー』
「な!何バカなこと言ってんの!?」
テツが好きなのは事実だけど、そんなこと口が裂けても言えない。
『なぁ、澪のバッグに俺のタオル入ってねぇ?』
「…はぁ?テツのタオル?」
最近テツとまともに会ってないし、テツの部屋にだって行ってないんだからあるわけない。
ましてやあたしのカバンになんてあるわけ……
「……なんであんたのタオルが入ってんの……っ!?」
あたしの鞄の底には綺麗に折り畳まれたテツのタオルが入っていた。
『でしょ?…じゃなかった、やっぱりな。
それ今日使うやつだから放課後持ってきて』
「え、ちょっとでしょ?って何!?ちょっと!
……切りやがった」



