「は、早く食べないと冷めちゃうよ!?」
「へいへーい。いただきまーす」
わざと話を逸らして食べさせる。
テツはまだ何か言いたそうだったけど、何とか食べ始めてくれた。
食事中はほとんどテツの部活の話をしていた。
反塚先輩のフラれた話や、木嶋先輩の綺麗好きな話など。
部活の話をしてる時のテツは楽しそう。
バレーもそうだけど、きっと部員のみんなのことも好きなんだなと思う。
バレーは詳しくは分からないけど、テツが楽しそうに話しているからあたしも楽しい。
「ごちそーさん」
「お粗末さまでした」
食べ終わるとテツは未だに帰らずにソファーに座ってテレビを見てる。
疲れてるんだから早く帰って寝ればいいのに。
明日だってきっと朝練があるんだから。
そこでふと、疲れ果てていた小橋くんのことを思い出す。
そういえば小橋くん、昨日の部活でテツに当たりがキツかったって言ってたっけ。



