「……起きてる俺には言ってくんねーの?」
「…えっ……」
腕を強く引っ張られ、気付けばリモコンの代わりにテツの腕の中にいた。
自分が今どういう状態になっているのか頭で理解するのに数秒時間がかかったけど、やっとテツの上に乗っかった状態だと把握した。
…というか。
「テ、テツ起きてたの!?な、な…っ」
驚きすぎて言葉が出てこない。
そしてさっきの言葉を聞かれていたと思うと恥ずかしくてテツの顔が見れない。
てか離れないんですけど…!
「ちょっ…テツ…!」
「あ?夕飯食べる前に澪をいただこうかなと」
「はぁ!?何言って…ん、ちょ…っと」
くすぐるように鎖骨にテツの唇が掠める。
鎖骨から首筋へとテツの唇はどんどん上に上がっていく。
くすぐったくてテツから離れようとしても、腰に回ったテツの逞しい腕に力が入り身動き一つとれない。



