11月に行われた春高バレー予選。
原高は予選を難なく優勝し、春高への切符を手にした。
春高に向けてテツ達は新年関係なしに朝から晩まで練習している。
あたしも出来るだけ練習の手伝いをしている。
とはいってもあたしに出来るのはテツの自主練のボールあげと、ボール拾いやドリンク作りくらい。
「練習やめて集合しろ!」
ドリンクの準備をしてたら、顧問の先生に呼ばれていなかった木嶋先輩が戻ってきて部員に呼びかけた。
みんな返事をして木嶋先輩のところに集まっていく。
あたしはどうしようかと思ってると、麗さんに手を引かれてあたしのその輪の外に待機する。
「先程、春高の対戦表が公開された」
「おいおい、まじかよ……」
木嶋先輩がトーナメントが書かれたプリントを配っていく。
それを真っ先に受け取った反塚先輩は、いつも見せないような苦笑いを浮かべている。
どうしたんだろう。
まさか全国一位の相手が初戦とか……?
気になってプリントを受け取った麗さんの隣から、プリントを覗き込む。



