しばらくこうしてるのかと思ったら、テツがいきなり体を離して見上げてきた。
「…お前、なんか体熱くね?」
「え、そう?」
確かに冷えてるテツを抱き締めたことで、自分の体が熱いなとは思ったけど…
それがテツにまで伝わるなんて変だ。
「テツが冷えてるからじゃないの?
あたしはほら、バイトして動いてきたし」
「あー、ん、もしかして…」
納得したようだったけど、次には息がかかるほど近くまで顔を近づけてきた。
「…もしかして俺に感じた?」
「……はぁ!?何言ってんの!?
もう置いてくからね!」
してやったりなニヤり顔がまた余計に腹立つ。
テツの拘束から逃れて一人先に歩き出す。
内心テツの言う通りかも…なんて思えば全身が熱を帯びていった。



