電車に揺られながらすっかり暗くなった外を眺める。
1ヶ月のオネェカフェでのバイトが終わった。
ミオさんから号泣されながら給料を受け取り、ユキさんとエリスさんとはLINEを交換した。
「いつでも求人募集中だから、いつでもおいでねぇ~!」
ミオさんはそう言って見送ってくれた。
なんだか第二の故郷、なんて表現も変だけどそう思うくらいにみんないい人達で。
いつかバイトする機会があるならまたあそこでしたいな。
オネェじゃないけど。
もらった給料でとっておいてもらったテツへのプレゼントも買えた。
明日のケーキと夕飯の材料も買ったし、明日はお父さんとお母さんには外食に行ってもらおう。
テツの反応が楽しみだなー。
泣くかな?泣いて言葉も出ないかな?
いや、あいつは泣かないか。
テツの反応を想像していたら、あたしが降りる駅に電車が止まる。



