「何いきなりスマホに怒ってるの?怖いんだけど」
教室の出入り口にいた未来があたしがスマホに怒った声が聞こえて戻ってきた。
あたしは未来にスマホを見せながら額を押さえた。
「…未来、ごめん。
今日帰って夕飯作らないといけなくなった」
お父さんとのメッセージのやりとりを見た未来は次第にニヤついてあたしを見た。
「テツさんと夕飯じゃ仕方ないなー。
今度おごってね!」
じゃあね。
未来はアッサリと承諾して、そしてアッサリと帰っていった。
テツに伝えてないってことは、体育館に行って伝えないとだよね。
練習中はスマホなんて絶対見ないし。
「うわー…行きたくないー…」
重い足を動かしてあたしはバレー部が練習してる体育館へ向かった。



