「ここっすよ!先輩!可愛いオネェメイドいるんすよ!確か……」
反塚先輩に説明する成宮先輩。
そんな成宮先輩と目が合ってしまった。
成宮先輩にじっと見つめられる。
やばい。
いくら黒髪のカツラを被ってるとはいえ、バレた……?
「…あれ、見ない顔だ。
もしかして新入りの子!?めっちゃかわいいね!」
よかった。
成宮先輩が鈍感でよかった。
「4名様ですか?ご案内します!」
バレてないと安心したら、普通に接客ができた。
反塚隊を席に案内して、お冷やを運ぶ。
成宮先輩は他の二人にメニューを説明してる中、うるさく話しかけてくるのが一人。
「みーちゃんっていうの?かわいいね!
本名はなんていうの?歳は?他の子より女の子って感じする!」
そりゃ、女ですから!
とつっこみたくなるのを我慢して「あ、ありがとうございます」と無理やり笑顔を作る。
反塚先輩、ここオネェカフェだって分かってるよね?
もしかしてどっちでもいけるタイプとか?
あまり深く考えるのはやめよう。
そう思いながら立ち去った。



