「そおいえば聞いたよー?みーちゃんは彼氏の誕プレ買うためにバイトしてるんだってー?」
「あ、はい。そうなんです」
「やばーい!めっちゃキュンキュンなんだけど!」
ユキさんはカツラを取ってテーブルに叩きつけてときめいてる。
なんか、シュール。
「ね、ね!彼氏どんな子なの!?めっちゃ気になる!」
両手で頬杖をついてるユキさんは大きな目を輝かせてあたしを見つめる。
その姿は女子以上に女子で、可愛い。
「テツ…あ、鉄也っていうんですけど、家が隣で保育園からの幼馴染みで、ずっと一緒にいたんですけど半年前にやっと付き合うことになったんです」
「待って!やっと?やっとってことは、みーちゃんはずっとテツくんのこと好きだったの!?」
「は、はい。テツもずっとあたしのこと好きだったみたいで……」
「えー!?じゃあ、両片想いってやつ!?やばーい!めっちゃいい!
アタシも恋したいな~!」
恋したいってことは彼氏いないのかな?
素直に聞いてみると「いないのぉ~」と寂しそうに眉をハの字にした。
ユキさんくらい可愛い人だと彼氏いてもおかしくないのに。



