可愛い、なんて付けられた名札を見ているとミオさんに力強く両肩を掴まれた。
「いい?あなたは身も心も女の子、その気持ちを忘れずに働いてちょうだい!」
「いや、あたし元々女なんですけど……」
「あら、そうだったわ!
ついいつも新人の子に言う感じで言っちゃったわ~」
というか両肩に感じる圧力がすごい。
これはその辺の女の子じゃ出せないほどの強さ。
すぐ離してくれたからよかったけど、このまま掴まれてたらきっと骨が悲鳴をあげてた。
「じゃ、早速だけど簡単に仕事の内容を説明していくわね!
他のスタッフには会ったら紹介していくから!
分からないことがあったら遠慮なく聞いてね?」
「は、はい!よろしくお願いします!」
オネェカフェで働く少女なんて違和感ありまくりだけど、人生初バイトはそれよりも楽しみな気持ちが大きかった。



