尋人さんが紹介してくれたのはなんとオネェカフェだった。
あたしの手を力強く引っ張った人が偶然にも店長で、名前はこれまた偶然にもあたしと同じミオさんというらしい。
「ちょうど今人気バイトのメイリンちゃんが体調よくなくて休んでるのよ~。
うちはただでさえ人員がいないから、一人欠けるだけでも大変で、尋ちゃんに相談してたのよ~!
みーちゃんが来てくれて助かったわ~!」
「い、いえ!お力になれて嬉しいです!」
確かにオネェなんてそんなに多くいるわけじゃないから、人員確保は大変そう。
ちなみにあたしとミオさんは名前が被るということで、あたしはこの店では【みーちゃん】という名前になった。
「ミオさん、着替えできました!」
「あらほんと!?入るわよ~!
……ま!可愛い!やっぱり思った通り似合うわ~!」
白いレースのついたエプロンに、フリルのついた黒い膝上丈のスカート。
髪は今は黒髪乙女フェアらしく、地毛が少し茶色いあたしは黒髪ツインテールのカツラをかぶる。
あたしを見た瞬間にミオさんの目が光線を放ちそうなほどに輝いた。
「ほんとよく似合うわ!
あとはこのネームプレートをつけて、みーちゃんの完成よ!」
左胸に可愛らしく装飾されたみーちゃんの名札を付けてくれた。



