さすがに未来が可哀想になり、思い出したように話題を変えた。
「そ、そうだ!尋人さんに相談があってきたんだった!」
わざとらしく手を叩けば、尋人さんは「俺に?」と自分を指差した。
あたしは頷いて言葉を続けた。
「あと一ヶ月くらいでテツの誕生日で、何かプレゼントを買いたいんだけどお金がなくて……
尋人さん、どっか短期バイト募集してるところとか知ってるかなーって」
「俺は求人情報誌か」
尋人さんのつっこみに爆笑する未来と麗さん。
そんな二人に尋人さんは軽くチョップを一発ずつお見舞いしていた。
「短期かー…あ、そういや知り合いの喫茶店でバイト募集してるって言ってたな。
そこちょっと聞いてみるわ」
「ほんと!?ありがとう!」
あんなにバイトの求人雑誌を見ては唸っていたのに、こんなにアッサリ決まるとは。
未来が言うように尋人さんに聞いて正解だったな。



