テツは水を飲み干してまた横になった。
まだ水足りないよね、きっと。
「…もうちょっと水もらってくるね?寝てていいから」
「…ん、水はいいから…こっち来い」
「わ、ちょ……っ!?」
水をもらいに行こうとしたら腕を引っ張られ布団の中、正確にはテツの腕の中に入ってしまった。
テツ!と言おうとして見上げると、テツは既に気持ち良さそうに眠っていた。
寝てても少しキツく抱き締めてくるのは、離さないっていう意味なの?
大丈夫だよ、テツ。
「あたしはずっとここにいるよ?」
テツの少し汗ばんだ前髪をとかすようにして撫でる。
寝てても言葉は聞こえたのか、僅かにテツの腕にこもる力が緩んだ。
テツの体温が心地よくて、自然と瞼が重くなった。



