どうして今日に限って半袖ブラウスの服を着てしまったんだろう。
ボタンを外す手を退けようとしたあたしの手は、テツに指を絡めとられて握られてしまった。
ブラウスのボタンを全て外されて露になった下着と、下着に包まれた胸。
「て、テツ!?ちょっと待とう!一回冷静になって考えよう!ね!?」
あたしの制止の言葉も聞かずにテツの顔は胸元に近付いた。
え!?このままガチで襲われる……!?
そう思ってから数秒経過。なかなか動き出さないテツ。
「…て、て、テツ?」
テツを覗き込むと具合悪そうに眉間にシワを寄せていた。
「あー、くそ。なんでこんな時にまた具合悪くなるんだよ」
テツはあたしの上から退くと、横にゴロンと寝そべった。
その隙にあたしはブラウスのボタンを閉めて、慌ててテツに水を渡す。
今度は口移しとも言われず、素直に飲んだ。
相当具合悪いんだろうな。



