これで終わるはずだった。あたしの中では。
「……んんっ!?」
ガッチリと後頭部を固定されてキスが続く。
嘘!?一回飲ませて終わりじゃないの!?
慌ててテツの肩を叩いてもスルーされた。
口を開けていたせいでアッサリと侵入してくる水で潤ったぬるりとしたもの。
それはあたしの身体中の水分を持っていくかのように口内を暴れている。
水分だけじゃなくて酸素までも持っていかれて足りなくなっていく。
さすがに意識が飛びそうになり、意識を繋げようとテツの肩を掴む。
あたしの危機を感じてくれたのか、テツの唇が音をたてて名残惜しそうに離れた。



