テツが水を飲んだかと思えば、次にはテツの唇があたしのに重なっていた。
テツは唇を器用に使ってあたしの口を開ける。
口に流れ込んできたのはテツの体温でぬるくなってしまった水。
流れ込んできた水を反射的に飲み込むと、テツは唇を離した。
「…飲ませてってのはこういう意味だよ、お子さま澪ちゃん?」
「……っ!?」
つまり口移しってことですか!?
どんな羞恥プレイなの!?出来るわけないじゃん!
「や、やるわけないでしょ!?てかさっき普通に飲んでたじゃん!」
「あー、俺このまま水飲まなかったら脱水で死ぬな。
俺が死んだら澪、後悔するだろうな~。
なんであの時、水を飲ませてあげなかったんだろうってさ~」
「……っ!い、一回だけだからね!」
すぐに折れてしまったあたしはきっとテツには甘い。
無防備に目を閉じて少し口を開けて待つテツを確認して、あたしは口に水を含んだ。
口に含んだままテツの唇に口付けをする。
少し口を開ければ水がテツの口へと流れ込んでいく。



