大丈夫か大丈夫じゃないかと聞かれたら大丈夫じゃないけど、三輪田くんには心配かけたくないし。
「…大丈夫だよ。心配してくれてありがとね?」
ちゃんと笑えてるか分からないけど、今できる精一杯の笑顔を見せる。
三輪田くんはあたしの顔を見て一瞬目を丸くして、花火を楽しんでるみんなの方を見た。
「……オレのせい、だよな…………オレが大河とよく話すから…」
「そんなことないよ!三輪田くんはどこも悪くないよ!」
三輪田くんのせいじゃない。
三輪田くんは何も悪いことしてない。
何か悪いことをしたのなら、それはきっとあたし。
でも何をしたのか分からなくて、今も悩んでる。
テツ……
テツを想って夜空を見上げると視界に兼田先輩がこっちに走ってくるのが見えた。
何だか焦ってるようだけど、どうしたんだろう。
兼田先輩は木嶋先輩と麗さんのところに行くと、二人に何かを話していた。



