こいつ、俺の嫁。





合同合宿の一日目が終了。
練習でクタクタになった両校のみんなは、雑談を交えながら夕飯を食べている。




あたしと由美子さんはみんなが来る前に食べ終え、お茶汲みに回ったりご飯のおかわりを盛ったりと動いていた。




由美子さんがお茶汲みに回りながらみんなと会話を楽しんでる間に、少しでも由美子さんの負担を軽くしようとあたしは食べ終わった食器を洗い始める。




由美子さんはテツ達のところにいて、たまに「澪が…」とか「俺の嫁」とか聞こえてくるけど、聞こえなかったことにしよう。




洗い物をしてると隣に食べ終わった食器を持ってやって来る人の気配がした。




「あ、わざわざありがとうござい…って三輪田くん!」


「…………ごちそうさま…ッス…」




手を動かしながら気配のする方を向くとやって来たのは三輪田くんだった。




「お粗末さまです。
そこに置いといていいから!…ってなんで腕まくりしてるの?」


「…………手伝う…ッス」




……はい!?
手伝うって言ったよね!?




「いや、いいよ!練習で疲れてるんだから早く休みなよ!」


「…………大丈夫ッス……こういうのよくやるし…」


「え、そうなの?」




思わず聞き返すと三輪田くんはコクりと頷いて、あたしが洗った食器を拭き始めた。




「……料理とか、菓子作りとかよくやるから…………」


「えぇ!?そうなの!?」