そしてなぜかあたしのことを関ヶ峰の坊主頭の人が、アイス食べながらめっちゃ見てくるんですけど!
穴という穴から汗が吹き出てくる。
「おい、テツ!この可愛らしい女の子は誰だ!?
まさかマネージャー!?
くそ!麗さんという方がありながら新しいマネージャーか!?
羨ましすぎるぞ!」
あぁ、どうしてテツにそれを聞いてしまうんだ。
反塚先輩も「マネージャーじゃないんだなー、これが」とか言って煽ってるし。
逃げようとしてもそう上手くはいかなくて、気付けばテツの腕の中にいた。
「こいつ、俺の嫁。嫁の澪って言いまーす」
「は!?嫁!?」
坊主頭の彼は目を点にして飛び上がった。
「嫁ってことはお前結婚したんか!?
結婚すんの早すぎだろ!?あ、これが世に言うスピード婚ってやつ……」
「はいはい、武智(タケチ)ちょっと黙ろうね」
反塚先輩に似た髪型の関ヶ峰の人がタケチと呼ばれた彼の口を塞いだ。
確かにこの年で結婚してればスピード婚って言うかもしれないけど、世に言うスピード婚の意味とは違う。
バカなんだ、この人バカなんだなきっと。



