こいつ、俺の嫁。




テツの話で盛り上がるとあっという間に下駄箱に到着。



「じゃあ、大河さんまた明日!」


「うん!じゃーね!」



駆け足で先に行く小橋くんに手を振って見送る。



小橋くんの姿が小さくなると、あたしも帰ろうかと足を前に出す。



「…へぇお前、小橋と仲いいんだ」


「え、て、テツ!?」



いきなり背後から耳元に聞こえてきた声に驚く。



声ですぐにテツだと分かったけど、振り向く暇もなく後ろから抱きつかれる。



いつもより低い声で囁かれて鼓動が一気に速くなる。



背中から伝わるテツの熱が全身に伝わって顔まで熱くなる。



「…んで?小橋とはそーゆー関係なわけ?」


「へ!?ち、違うわ!
小橋くんが部活行くのに、あたしが帰るのに丁度行き先が下駄箱だから途中まで一緒に行ってるだけで!
テツが思うような関係じゃないし!」