"…えっと、なになに……『白羽根の貴公子こと関ヶ峰(セキガミネ)高校一年の三輪田 晶(ミワタ アキラ)さんは』……え!この人あたしと同じ一年生!?テツと同じ二年生かと思ったー!"
前にテツが見せてきた雑誌komuraを見たときに言った自分の言葉を思い出した。
それと同時に目の前の人が誰かも思い出す。
「あーーー!白羽根の貴公子!!」
「……っ!?」
あたしがいきなり大声で叫んで指を差すものだから、さすがの彼も驚いたのかわずかに目を丸くした。
「あ、ごめん!いきなり大声なんて出して!
三輪田 晶くんだよね!?テツと一緒に雑誌に載ってた!」
「…………テツ…?あ、……黒岡さん…スか…?」
「そうそう!黒岡鉄也!」
何度も頷いてそうだと教える。
テツみたいに調子に乗るタイプかと思ったけど、彼はかなりクールだな。
少し間を空けてから話し出すし、小声だし。
そういえば朝に羽山さんがスタメンが一人寝坊したって言ってたけどもしかして…………



