「そうそう。こいつが俺の嫁の澪っすよ」
あたしの肩に腕を回して自慢気にニヤリと笑うテツ。
やっぱりこいつが犯人だった。
由美子さんは「きゃー!」なんて乙女らしい声を出してテンションが上がっている。
「思ってたより随分と可愛らしい子じゃないか!
よかったねぇ、てっちゃん!いい嫁さんもらって」
「…ふふふ」
なんか会話がすでに結婚したみたいになってるけど……
というかテツの笑い方が照れてる女子みたいで気持ち悪い。
恋愛話が好きそうな由美子さんに色々と聞かれそうだな。
なんて思ってると一人の男性が現れた。
「お、来たな!木嶋!久しぶりだな!」
「羽山(ハヤマ)、元気そうだな」
やって来たのは木嶋先輩と同じくらいの身長の男性。
木嶋先輩と違うのは優しそうなタレ目をしてること。
にしてもTシャツの袖から見える腕の筋肉がすごい。
かなり鍛えてるんだろうな。



