こいつ、俺の嫁。





どれだけ可愛くないと言われても、どれだけ突き刺さる視線を浴びても。




不思議だよね。
テツのたった一言で自信が満ち溢れてくるんだから。




「……ありがと…テツ」




あたしの居場所はここなんだと感じたくて、テツにこうできるのはあたしだけだと独り占めしたくてぎゅっとテツに抱きつく。




すると体が倒れる感覚を感じて目を開ければ、視界に入ったのはテツの顔と天井。




え、…は?




「テツさん、何してんの?」


「あ?いつもツンツンしてる澪がいきなり素直になるとそそられるなって」


「それで、あたしは押し倒されてると?」


「そ。だからおとなしく俺に食われて?」




誰が食われるかぁぁぁぁぁーーーーっ!




近付くテツの顔にとっさに顔を横に向けたけど、テツの舌は元からあたしの弱点を狙っていた。




「澪、耳が弱ぇんだな。
さすがの俺でも知らなかったわ」


「んっ……やめ…っ」




テツの肩を押しても甘い痺れのせいで手に力が思うように入らない。




「…そんな抵抗、俺を煽るだけだよ。次はんたーい」


「え!?は、ちょ!んんっ……」




顔を反対に向かされ、反対の耳も食べられる。




このテツの攻撃は夜が更けるまで続いた。