明日の作戦を考えていると、部屋の窓が開く音がして慌てて飛び起きる。
「へいへい、澪ちゃーん」
「て、テツ!?」
何食わぬ顔でテツはあたしの部屋に入ってきた。
「…何しに来たのよ」
「ん、いや帰りにDVD借りてきたら家にDVDプレイヤーないの思い出して。
澪持ってるだろ?一緒に見ようぜ」
「あんた、元気だね……」
こっちは出店にあの事件にと心も体もクタクタなのに。
それでも帰るつもりのないテツは普通に座椅子に座ってDVDプレイヤーが出てくるのを待ってる。
あたしは仕方なくしまってあったDVDプレイヤーを出して、テーブルの上に置いてスイッチを入れた。
座椅子は取られたし、あたしはベッドに座るか。
そう思ってベッドに座ろうとすると、テツは脚を開いて間の座椅子を叩いた。
「澪の席はこのSS席な」
「……はぁ!?」
あたしがそこに座れと?
無理、むり、ムリだって!
逃げようとすればあっさりと手を掴まれ、そのまま体はテツの脚の間にスッポリと入ってしまった。



