「…澪……」
後を追いかけてきた未来が優しく微笑んで頭を撫でてくれた。
その優しさに堪えていた涙が溢れた。
「…未来……っあたし、もうダメかも…しんないわ………っ」
両手で顔を覆うと未来が優しく抱き締めてくれた。
テツ、あんたはあたしなんかよりいい人がいるよ、きっと。
しばらく未来の腕の中で静かに涙を流した。
文化祭初日が終わった。
あれからテツに会いづらくて、帰りは未来と帰るとテツにLINEして未来と帰った。
"あんなのただ澪が羨ましくて言ってるだけなんだから、気にすることないよ"
未来は帰り道たくさん励ましてくれて。
それが心にスッと染み込んで、あたしは帰りながらまた泣いた。
泣きすぎたせいで目が腫れて、今はベッドの上で濡らしたタオルで目を冷やしてる。
明日どうしよう。
明日もテツに会うだろうしな。



