出来上がったたこ焼きをパックに詰めて輪ゴムをして、成宮先輩達の分の割り箸も入れてテツに渡す。
「うまそーだな」なんて言いながら袋の中のたこ焼きを見ているテツ。
「…何時から、3on3」
「ん、1時半から」
教室にある時計を見ればもうすぐ一時になろうとしてた。
「なになに?来てくれる気になった?」
「…なっ!別に聞いただけだし!」
ふんと腕を組んでテツから顔をそらす。
テツはそんなあたしをニヤニヤしながらしばらく見てきた。
そして立ち上がると乱れるほどに激しく頭を撫でられる。
「待ってるから、来いよ」
そう言ってたこ焼きの入った袋を持ち上げながら教室を出ていった。
熱い。
テツが触れたところが熱を帯びて熱くなる。
テツが触れていった頭を触っていると、クラスメイトが一気に詰め寄ってきた。
「やっぱり澪、黒岡先輩と付き合ってるんだね!」
「う、うん……」
「いいなー、羨ましい!お似合いだし!」
「幼馴染みなんだよね?幼馴染みの彼氏とかいいなー!
私幼馴染みいないから羨ましすぎる!」
「今度話聞かせてよ!めっちゃ気になる!」
他の女子生徒とは違って、クラスメイトはあたしとテツのことをお似合いだと羨ましいと言ってくれた。
いいクラスメイトと出会えてよかったな。



