原高祭当日。
「いらっしゃいませー!」
「澪!とろとろチーズたこ焼き二人前!」
「りょーかい!」
あたしのクラスのたこ焼き屋はかなり繁盛していた。
たこ焼きは歩きながら食べれるし、手軽だからやって正解だったかも。
なんて思いながら調理に集中する。
「わ、本物!?」
「やっぱかっこいいなー!」
「背高い!ちょー理想!」
集中してたせいで、周りがより一層騒がしいのに気付かなかった。
「なぁ、おすすめは何?」
「えーっと一番人気はたらマヨたこ焼きですよ!」
調理してたら誰かに声をかけられ、でもあたしは顔を見ずに作りながら答えた。
「んじゃ、それちょーだい。
マヨネーズで"旦那様ラブ"って書いて」
「あの、そういうサービスはしてなくてですね……」



