準備も順調に終わって、あとは明日の本番を迎えるだけとなった。
放課後はいつものようにテツの部活に顔を出して、麗さんの手伝いをした。
いつもと違ったのは練習場所がいつもの体育館じゃなくて、公共施設の体育館を借りてやったこと。
体育館は明日の文化祭で使うから、装飾やらの準備がされてて使えなかった。
だから今日はいつもよりも遠い帰り道。
テツと手を繋ぎながら歩く。
「いよいよ明日だね!文化祭!」
「あー、めんどくせーな」
疲れているのかテツはダルそうに答えた。
「テツのクラスは何やるの?」
「あ?お化け屋敷。
最初俺、不敵に笑うぬりかべやらされそうになって、逃げた」
「…不敵に笑うって……ぷっ!確かにテツっぽいわ!」
「おい、どういうことだよ澪ちゃん?」
想像したらアッサリと想像できちゃって、つい吹き出してしまう。
笑ったらテツに思いっきり髪をグシャグシャにされたけど。



