「いきなりごめんなさい。あなたもここの入院患者ですよね?」


彼女は、たどたどしくそれでも真っ直ぐ聞いてきた。


「はい。では、あなたもですよね?
えっと、ゆみさん?」


そう言うと彼女は顔を真っ赤にして

「はい!」


と答え、答えたことにまた顔を真っ赤にしてした。


「僕は、純也。純粋の純になりの也ね。ゆみさんは?」


「私は、結ぶに果実の実です。えっと、純也さんの名前いい名前ですね。」


「ありがとう。結実さんこそいい名前だね。」


「ありがとうございます!!」


そう言うとまた顔を赤らめて俯いた。