俺はあれからずっと歩いた。 見慣れた道も、あまり知らなかった商店街も、ただひたすら歩いた。 ずっと梨華のことだけを考えながら。 なんで梨華が泣いたのか。 あんなに俺に真剣になったのか。 どうして俺がこんなに梨華のことばかり考えてしまうのか… ずっと考えても答えは出てこなかった。 必死に考えているうちに雨が上がっていたことさえ気づかなかった。 そして今、 「あれっ!!!リュウ!!!どうしたの?」 陽介の家の前にいる。