恋愛白書

「蒼くんかえってきたんだ!」


俺のイライラがわかったのか偶然か
絵里香が家から出てくる。


「そうだ!絵里香きてるの忘れてた!」

「あ!やしなちゃんだ!」


兄ちゃんのひどい言葉に目もくれず、やしなちゃんの元に駆け寄る。


「あ、どうも」

「やしなちゃんとは仲良くしたいの!」


絵里香がやしなちゃんの手を取る。


「…え?」


やしなちゃんが首をかしげる。


「だって将来あたしと蒼くんが結婚して、丈とやしなちゃんが結婚したら姉妹になるんだよ!」


絵里香がぴょんぴょん跳ねる。



...なに言ってんだ。


絵里香の突拍子もない発言に俺の頭は真っ白になる。