恋愛白書

「やしな連れてくるから!」


俺はやしなが走ってた方向へはしる。


あ、いた。
少し前の方にやしなの姿を見つける。

神谷の隣にいるやしなを。


「夕食の時に話したいことある」


そんなことを俺がやしなを見る目と同じ目をして、言いやがる神谷。


「わかった」


そんな神谷にやしなも返事をしてる。


行かせたくない。
自分が悪くて去っていかれたくせに
俺はやっぱりやしなを離すなんてことできなくて。


「やしな!」


気づいたらやしなの前に回り込んでた。


「え?丈?」


やしながびっくりした顔になる。


「さっきはごめん。みんなで回ろう」


やしなに頭を下げる。


「別れたくせにまだつきまとうの?」


頭上から神谷の声が聞こえて顔をあげる。