恋愛白書

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「じゃあ班ごと集まってくれー」


今日は修学旅行の話し合い。


「行こうか」


光とまちゃと移動するために立ち上がる。


「やしな」


ふと後ろから丈の声。


「丈」

「神谷と班長同士なんだろ?」

「そうみたいだね」

「あーあ。めっちゃ嫌だ」

「大丈夫。あたしは丈が好きなんだから」


丈の頭を撫でる。


「今日部活ないもんな」

「うん」

「帰り、一緒な」

「うん!」


あたしは丈に笑顔を見せる。


「その笑顔見れればいいや」


そう言って、5班の席に向かう。