「…誰これ」


俺はしょったの部屋のコルクボードにある
写真を指す。


「それ、同じクラスの子」

「てか、しょったの好きな女」


虎がしょったに続いて答える。


「…好きな女か」


俺の脳裏には絵里香が映る。