君と、ゆびきり

そう返事をしそうになって、あたしは自分の気持ちに驚いた。


150回も繰り返してきたけれど、こんなふうに風の事を感じたことなんて今までなかった。


風とはいい友達で、ずっとそんな関係できたはずだった。


「俺は、ずっと千里の事が好きだったよ」


風の言葉にあたしの時間が停止したように感じられた。


まるで、ここだけ別世界に切り離されてしまったかのような感覚。


「え……?」


「小学校の頃から、ずっとだよ」


「冗談でしょ?」


あたしはそう言い、無理やり笑顔を浮かべた。


風だってまたからかったように笑うだろう。


そう思っていたけれど、いつまで待っても風は笑わなかった。


「本当だよ」


風の言葉が、あたしの胸の中に多いく広がって行った……。