明日は入学式。早く寝ないと寝ないと……と思いながらも結局漫画に手を出し読み始めていく



「今何時だ?」



ふとそう思いリビングの時計を見に行くと夜中の1時を針が指していた



やべぇな。



と心の中で思いながらも部屋に戻る

だが漫画の続きが気になっていたため布団に潜り込むと再び漫画を読み始めていった

それを何度か繰り返していると気がつけば深い眠りについた



……………………………



朝、少し開いていた窓から微風吹いてきて気持ちよく目覚めた



「んぁ………ん?とーさん今何時?」



目を擦りながら部屋の扉を開けて言ったがそこには父はおらず、代わりに母が椅子に座ったまま眠っている姿が目にうつる



「あれ?なぁ、かーさん起きろよ、今何時?」



声をかければ驚いたのかガタッと椅子を揺らして起き上がった



「おほほ、そうだったわ、もう8:00よ」



呑気に母がそう言ったのを聞けば自分の目を輝かせてニッと歯を見せるように笑い


「やっべ、入学式遅れる!でも燃えるぜ!!」


といい支度をしてパンを咥えながら学校へ向かい走った




婀娜高校に入学するんだよなぁ……




ふと自分の入学する高校を思い浮かべた_____その瞬間



















あるはずの建物が"突然消え"目の前には今向かおうとしていたはずの高校建っていた



「ん?あ、まただ。よく分からねぇけど付いた!入学式……燃えるぜ!!」



と大声で叫びながら門をくぐった俺は
周りの人に変な目で見られていた事には気づかなかった





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