わたしは一生に一度の恋をしました

 わたしは引越しのときに千恵子さんに高校をどうするのかと尋ねられ、近くにある高校を説明してくれた。近くにある公立高校はその一帯の生徒が通っているらしく、わたしのお母さんの母校に当たるらしい。

 そこにはわたしの兄弟が通っている事を含めて。

 マツは少し離れた場所にあるわたし立に通っても良いと言っていたが、電車が必要で駅までの距離がある。だから、わたしは母親の通っていた高校に通おうと決めたのだ。


 不安はあるが、わたしは新しい生活に胸を膨らませていた。