「きゃぁぁｯ」


急に、女の子達の悲鳴が響いた


校長先生の話が終わり、続けて登壇したのは3人の男子生徒…


「げ……、、最悪」


ブスっとした顔の香取さん


校長先生の時には無かった黄色い悲鳴は、凛胴の女の子と、何故か本郷の女の子たち


「えー、、
凛胴の皆さん、お久しぶりです
本郷の皆さん、初めまして
私は、生徒会副会長を務めます、子羽-ｺﾊﾈ-と申します
隣にいるのが、書記の松坂
そして、凛胴を纏め、取り締まるのが、こちらの新崎-ｼﾝｻﾞｷ-会長です
本郷の皆さん、お見知りおきを」


1字も噛まずにそう言い切った子羽副会長？さん


これだけの生徒を纏めるには、生徒会というものが必要なんですね？


じゃあ、あの３人が、凛胴高校のトップ３ということ…？


私には関係のない、遠い世界の人達なんだと見上げていれば、


「…………？」


３人の真ん中に立っている黒髪の人が、私の方を物凄い怖い顔で睨みつけていました


咄嗟に下を向いてしまったけど、私……


あの人に、睨まれる様なことは何もしていません…


つい今しがた、会長だと紹介された人


う"………まだ、見られています…


薬の効果も切れてきたのか、足の裏が疼きだしていて…


睨まれたままなようだし、足も痛い


兎に角はやく終わりますように。とだけ念じてみる


これが終われば、今日はもう帰れるはず


今夜は紺野さんも来てくれると言っていたから、帰ったら紺野さんの好きな里芋の煮物を作るんです